公式ぼんじり'sメモ

世田谷で飼われてる鳥のケツが描く日々

メガネ白衣萌えって僕にも萌えるんかな

今日の天気は頗る悪いな。

ブログを始めて手紙の冒頭に結びの挨拶をする気持ちがなんとなく分かったよ。

オタクとウェイの話が合わないとか、ダブってる趣味でしか話せないみたいなイラストがちょいちょいTLに回ってくるけどさ、一番無難な話題ってのは空を見上げればわかる天気なんだよな。

全人類どんな奴にでも通じる話だから、こんにちはお日柄もよく云々って書くことは知識として知ってはいるけど、実際にブログを書いてから分かったなぁ。

 

というか何もない日曜ってこんな暇なもんなんかな。

朝、目を覚まして窓に視線を移しても空は隣のマンションの壁の続きのようなコンクリート色をしていてるし、雨粒が窓を叩き続ける閉塞感に潰れそうで慌ててとりあえずカラオケに来たよ。

カラオケにいて一人で歌ってると沸々と小さな疑問が湧いてくる。

「普通の大学生」って普段なにしてんの?

僕みたいにネットで出会った人とラーメン食べたり飲み会に参加したりライブに行ったりすることはないって数少ない友達は言うんだわ。

僕が大学の授業を受け終わってすぐにイヤホンを耳にしてそそくさと階段を降りて駐輪場に向かう間に、周りの人は誰と何を話して何を考えて誰を想ってるの?

普通の大学生って偏に言っても一人一人が画一的な動きをしているわけではなくて大多数の歩む方向が似通っていて、そんな大きな動きは明るく輝いて見えるけどいつも楽な方へと緩慢と流れていくように見えて、どうしてもそれに寄り添うことが出来ないんだ。

こうやって周りの人をマクロに見てしまうのはいけないよな、一人一人にも目を向けて付き合っていきたい自分もいるけれどそれがなかなか難しい。

そんな大衆とは少し離れて、それこそ気ままに流れるようにして生きてるような集団とは境遇が似ているからか幾分かは話しかけやすい。ただ彼らは彼らで自分たちの世界を大事にしているようで、僕みたいな異物が入る余地をなかなか与えてはくれないから何を考えてるのかも教えたくれない。

 

こんなことを考えている内に、朧げながらに覚えてきたショコラ・ラブを気分のままに入れて歌ってるとエアコンが効いてる中だというのに体の芯が熱くなってきてしまった。

受け止めて  受け止めて  受け止めて  この想いを

この後に続くショコラ・ラ・ラブラブの部分は無事に採点されませんでしたとさ。

全部夢だったら良かったのにな。初めて出会ったのも思い返せば去年の初夏、サークル活動の前に会室で数人とたむろしていると、新歓では顔を合わせたこともない、どこにでもいそうなおとなしい子がゆっくりと扉を開けてきたのを今でも覚えてる。

それから文化祭で火傷の手当てをされたり、映画を見に行ったりって、なんやかんやで出会ってからもう一年経つのか。

 

それからRADWIMPSの『ララバイ』を歌ってカラオケを後にし、雨に打たれて体を冷やしながらチャリを飛ばしてアパートの階段を駆け上がりベッドに転がりこんで、カラオケに行く前に寄った本屋で買った朝井リョウの小説を手に取ったのが今。正直読む気にならない。

ついこの間一気読みした『もう一度生まれる』は僕くらいの歳の若者の網のような関係とその周りで起きることを一人一人の目線で書いた、とても読みやすいお話で面白かったな。あんな感じで僕の周りの人間が何を思って週末に何をしてたのか、誰と連絡を取っててどんな関係なのか分かればいいのに。

あんまり難しい推理小説やらTHE日本文学みたいな聡美な文章よりも、これくらいのスッキリした本が好きだ、有川浩の『三匹のおっさん』くらいのね。

 

普段よりも少し更新する時間が遅れてしまってごめんね。何もない日曜ってのはこの後も空虚な時間に溢れてるんだろうな、読書して心を落ち着かせよう。